終末で新たな生命を生む『World for two』
どうも、一度は人間が滅んだ世界を探検してみたいけど絶対に滅ぶ過程で死ぬタイプだから無理っぽいケミコです。
「少女終末旅行」とか「人類は衰退しました」、「ニーアオートマタ」、「アトリエ」シリーズの黄昏の世界などの人類滅亡もしくは衰退していく世界観が好きです。自分人間嫌いなんでなんかの拍子で自分の知り合い以外の半分いなくならないかなーって思うことがあります。
パンダ:発想がサイコパス
まあ実際そんなテロみたいなことする勇気も手段もないので、人が滅亡してグラフィックが自分好みのゲームがないかなーと思って探して見つかったのがこちら。
パンダ:最初の画面でもうわかるこの圧倒的なグラフィック!
シロクマ:ドット絵でこの水面の表現ができるのはすごい。
これはアプリゲーム『World for two』というゲームで「大災害で人間はおろか全生命が絶滅した世界でアンドロイドが再び生命を創造する」という内容です。
ゲーム概要
提供元は「Seventh rank」さんで個人でゲームアプリを制作しているそう。
このゲームの特徴としては美麗なドット絵と音楽、そして多くは語らないストーリー展開と良心的すぎる収益性だと思います。
それらは下の記事のインタビューで開発者さんが詳しく言っています。ゲーム未プレイでもネタバレなしで読めますが、個人的にはプレイ後に読んだ方がゲームをより理解できておすすめです。
www.gamecast-blog.com
ゲーム内容
あらすじ
シロクマ:大災害で全生命が絶滅した世界でただ一人生き残った博士がアンドロイドを創造した。
パンダ:アンドロイドが出てきたところは他の生命を創造する際に使われる機械だよ。
クロネコ:無機物も有機物も作れるというかなりハイテクな機械だな。
シロクマ:研究室の外には人間の博士だと出られないから、生命ではないアンドロイドが出ていって色んな生命を創り、最終的には人間を創造するのが目的だよ。
ゲームの進め方
まずは研究室の外に出て自然エネルギーを採取します。自然エネルギーは各エリアに一つある装置から出ており、その近くにいれば自動的に入手できます。
この自然エネルギーを使って人工DNAを作成して生命体を創造していきます。生命体を創るには2つのDNAが必要ですが、最初に作るアメーバ以外は生物DNAと人工DNAを組み合わせないといけません。
生物DNAは創造した生命体から採取でき、そのときには↓のように正しいDNAの羅列を選ばないと採取できません。
パンダ:そんなに難しくないし、もし間違っていてもペナルティはないよー。
生物DNAで注意しないといけないのは一個体からDNAは3個までしか取れないこと。生命体に近づくとハートが表示され、残りのDNA数がわかります。3個全て採取するとその生命体は光を放って消えてしまいます。
生命体が消えるたびにアンドロイドの台詞が変化していき、最初の方はなぜ消えるのかがわからない様子ですが、徐々に生物が消えていく切なさを覚えていくという、アンドロイドとはいうものの人間らしい感情が芽生えていくのが印象的ですね。
DNAを採取したらいよいよ生物を創造していきます。
最初は生物の種類と作れる人工DNAの数が限られているので簡単ですが、ある程度生物を増やしていくと、行動できるエリアと人工DNAが増えていきます。
またDNAはどんな組み合わせでも必ず生物が組み合わせられるというわけではなく、
終盤になるにつれて複雑になっていきます。
自分もある程度進めていくと、全然新しい生物が創れなくなって困りましたが、砂丘のエリアの鍵がかかっている施設に入ると、生物の遺伝子組み合わせが記録されているものがあり、それを手に入れると随分楽になりました。
なので砂丘エリアが開放されたら、すぐに施設に入れるようにしておくと良いでしょう。この施設は攻略の鍵だけではなく、この世界で何が起きたのかという手がかりもあるため、考察をする上でも重要な場所です。
時間経過で変わる空の景色がとても綺麗
これまで上げてきた画像を見てもらってもわかると思いますが、とにかくドットが綺麗。
とにかく植物や建造物などが緻密に描かれているので、見ていて飽きません。さらにこのゲームでは時間経過とともに朝・昼・夕・夜と外の風景も変わっていきます。
またここでは伝えることができないですが、音楽もとてもいいので是非やってみてください。
公式グッズも販売している
このゲームはほぼ課金要素がないし広告も表示されず、ゲーム内での収益がオプションでできるお布施のみという良心的すぎて逆に狂気を感じる収益性のなさですが、「BOOTH」というサイトで作者がこのゲームのグッズを販売しています。
売っているものはステッカーやTシャツ、缶バッチ、スマホカバー、サウンドトラックなどで、ゲーム内の風景や生物のイラストが描かれていますが、元々のグラフィックが良いためグッズにしてもかなりいい感じになっています。
お布施として購入するのもいいかもしれません。
自分は無地の帽子を持っていて、それにつける缶バッチが欲しいと思っているんですが、送料が高くて尻込みしています…。買う勇気が出たら買いたいなー。
パンダ:それはいつになることやら。